羊毛のオブジェ

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羊毛のオブジェ

2019/06/21

 和歌山県庁の東側にあるきのくに漢方クリニック。院長の田中先生はイケメンのやさしい先生です。が、先生の話を聞かない、理解しようとしない患者さんにはメチャ厳しい先生。そりゃそうですよね。病気を治したくて診て頂いているのに一方通行では怒られても仕方がない。そんな厳しい先生ですが、鬱ではないけど鬱に近い状態の時に、今思えばセラピーをして頂いてました。身体はどこと言って悪いところはありません。しいて言えば〇〇かな(笑)診察室に入って、どうですか?と聞かれて、それから世間話やら最近の出来事やら話すのですが、結論は出ません。だらだら話すどうでもいい話によくぞ付き合ってくださった。しかし、そのお蔭で、時間はかかりましたが、ようやく普通の状態に戻ることが出来て、ホントに有難く感謝している次第です。人間は動物脳になれ。身体野生化計画が大事だと。詳しくは「病気は脳が作っていた」田中一著、現代書林刊をお読みになってください。

 

きのくに漢方クリニックには、お子さんの患者さんも来られますし、ご家族と一緒に来るお子さんもおられるので、兎年の新年に羊毛で兎の人形を作って持っていました。受付カウンターに店番よろしく立ってもらおうと、看板を持たせたウサギくんです。看護師さんの話によると、触ったり握ったり結構来られる患者さんに可愛がっていただいているようで作者としてはシメシメでした。この春に久しぶりに伺った際、カウンター上のウサギくん、随分古ぼけた感じになってる。考えると、兎年からもう8年。そりゃそうでしょう。古ぼけるよね~~これはちょっと治療が必要、入院治療しますと言うことで、自宅に持ち帰りました。

やはり人間であれ人形であれ、何にしてもメンテナンスは必要。前身きちんとメンテナンスをして、最後は目。ブルーグリーンの色が色落ちして生気を失ってました。可愛そうだけど、目を引っ剥がして新たにきれいなブルーグリーンを入れました。すると、やっぱり違いますね~!生気が戻ったように数段若返ったではありませんか!

これを自分に当てはめて、やっぱり諦めたらアカン、アカンと思っても出来ることはやったら多少は違うもんやと言い聞かせております。

そんなわけで、季刊のような患者なので次回は伺うのは夏ですが、うさぎくんがきのくに漢方クリニックに再登場となります。

待ってくれているかもしれないしそうでもないかもしれないけど、可愛いうさぎくんにしっかりお仕事してもらいたいと思ってます。